鹿又旋風、
The Team Fightsport Lightweight Tournament at Cage Warriors: Showdown
2で吹き荒れる!
ケージウォリアーズ・ショーダウンの第2戦はケージウォリアーズ初の日本人選手の参戦として歴史にその名を残すだろう。修斗とD.O.Gのベテラン鹿又智成選手は、チームスポーツ・ライト級トーナメントを3試合トータルで11分にも満たない試合時間で制し、ケージウォリアーズ・ショーダウン2の観客に大きなインパクトを残した。
G.C.Mの推薦でWorld Wide Cage Network(WWCN)を通じてケージウォリアーズへ送り込まれた鹿又智成は米国人選手ブライアン・コーヘン、英国人選手ピーター・アーヴァインに続きフィンランドのヤルッコ・ラトーマキ(ラートマキは同じくWWCN加盟団体のノルディック・ファイト・スポーツ・プロモーションより送り込まれた選手だ。)に勝利し観衆を驚かせた。鹿又は2007年の前半にもケージウォリアーズ・ライト級世界王者、アレッシャンドリ・イシドロに挑戦することになるだろう。
オクタゴンセンターに詰め掛けた大勢の観客の見守る中、7試合のトーナメント戦が行われた。トーナメントの第1試合では地元の人気選手イアン・“M−16”・ブトリンがエマニュエル・フェルナンデスの教え子、エマニュエル・ゲアーを1ラウンドの半ばでTKOし、かつての仇敵に雪辱を晴らし準決勝へ進出した。ヤルッコ・ラートマキもまた、2005年にEVT GPライト級決勝戦でトーマス・ヒッテンに敗北したその雪辱を僅差の判定ながらも果たした。ヤルッコ・ラートマキは経験豊富なノルウェー人ファイター、トーマス・ヒッテンのプレッシャーに1ラウンドの前半こそ押し込められた感があったが、緻密な組み立てでじりじりとそのプレッシャーを押し返していった。

Figure 1 Kanomata vs. Bryan, photo
by Robert Swann/CW
鹿又智成は準々決勝第3試合に登場し、1ラウンド前半に米国人選手のブライアン・コーヘンの胸に膝を押し付けマットに釘付けにすると、素早いパスガードからのパウンド連打で秒殺勝利をものにした。準々決勝第4試合ではピーター・アーヴァインが経験と技術に裏打ちされたグランドワークでウルフズレア・アカデミーのミック・シンクレアーに競り勝ち準決勝への進出を決めた。

Figure 2 Jarrko vs. Butlin,
photo by Robert Swann/CW
準決勝でラートマキは三角締めを潰された英国人ファイター、ブトリンがタックルに来たところを巧にがぶってバック奪うと、チョークを決めてファイナル進出を決めた。

Figure 3 Kanomata vs. Peter, photo
by Robert Swann/CW
準決勝第2試合ではピーター・アーヴァインは試合が始まるとすぐに試合の大半を占めたグランドの攻防で鹿又に挑んだ。しかしながらアーヴィングの消極的な姿勢は最終的には日本のスター選手にグランドでコントロールされ、パウンドを浴びTKOを招く結果となってしまった。

Figure 4 Kanomata vs Jarrko,
photo by Robert Swann/CW
決勝戦で鹿又は素晴らしい試合運びを見せた。差し合いから飛びつき三角でラートマキを捕らえた鹿又は、バスターで逃れようとするラートマキの意識を奪い、瞬く間にこのフィンランド人選手を切って落とした。
この他の試合では筋骨隆々のヘビー級イタリア人選手、アイヴァン・セラーティがリトアニアから急遽出場したリシアルダス・ツラトカスに勝利。またセラーティのチームメイトフランセスコ・リガートは地元選手のリチャード・テイラーにサブミッションでの敗北とこれで2連敗となってしまった。シェフィールドで活動するキックボクサー、スコット・サイクスとアレックス・マッケンジーはそれぞれストライクフォースのベテラン選手、ブレット・ヒーリーとファイトフォースのリー・チャドウィックに勝利しホームタウンの観客の前で輝きを放った。
鹿又は来年初頭にもケージウォリアーズ・ライト級世界チャンピオンのアレッシャンドリ・イシドロとタイトルを賭けて戦うだろう。ケージウォリアーズでは5戦全勝のイシドロはこの15ヶ月で欧州のライト級の最高とも呼べる選手を4人撃破しタイトルを保持している。そしてこの無敗記録は彼が来年のケージウォリアーズで、日本から来たこの新顔のスターを挑戦者に迎えるまで続くように思われる。
次回のケージウォリアーズは12月9日、ノッティンガムのハーヴェイ・ハッデン・センターで行われる。「ケージウォリアーズ・エンター・ザ・ラフハウス」だ。この大会ではダン“ザ・アウトロー”ハーディーとアレッシャンドリ・イシドロとの73kg級のタイトルマッチ、そして長らく実現が臨まれてきたミドル級タイトルマッチ、プライド参戦経験もあるグレゴリ−・ブーシェラゲムと2ホット2ハンドル・ロード・トゥ・ジャパン・トーナメント覇者のジョーダン・レイデヴとの試合が組まれる予定だ。
詳細は以下のリンクを参考にして欲しい。
http://www.cagewarriors.com/
文 Warrior Promotion 訳 WWCN Director 礒野元 |